一昔前のアメリカで、人々を恐怖に陥れた怪人がいるのを知ってるかい?

『マッド・ガッサー』って言うんだけど、毒ガスで人を襲う恐ろしい怪人なんだよ。

興味がありそうだね。

それじゃあ人々を恐怖に陥れた男の話しを教えてあげよう!

甘い香りと共に現れる危険な男!マッド・ガッサーとは?

マッド・ガッサーは『麻酔徘徊者』や『ファントム麻酔医』なんて呼ばれ方もするんだ。

毒ガスなのに麻酔とか医者なんておかしいよね?

毒ガスっていうと苦いとか苦しいとかっていうイメージがあると思うんだけど、マッド・ガッサーが使っていた毒ガスは『甘い匂い』が特徴なんだ。

それもちょっと鼻をくすぐるような、って感じのものではなく吸い込んだ瞬間にむせこんでしまうくらい強烈な甘い匂いなんだよ。

この毒ガスを吸い込むと頭痛や嘔吐、めまいなんかの症状に襲われたり、体に麻痺が残るんだ。

この毒ガスの正体については甘い匂いということからクロロホルムではないかと一時期言われていたんけど、最近ではテトラクロロエタンではないかと言われるようになったんだ。

このテトラクロロエタンはとても強烈な甘い匂いのする劇薬でペンキの剥離剤やニスなんかに使われていて、世界中で使われている。

もちろん日本でも使われているよ。

マッド・ガッサーは必ず深夜に甘い香りと共に現れる。

眠っている人や家でくつろいでいる人に向かってガスを噴霧するんだよ。

当時は今よりもセキュリティも緩かったし、こういった犯罪をしやすかったのかもね。

多発する毒ガス事件!

マッド・ガッサーが初めて人を襲撃したのは1933年の暮れから1934年の2月末。

この時はアメリカのバージニア州だったけどその次に現れたのは1944年で、今度はアメリカのイリノイ州なんだよね。

1933年と1944年、それぞれの事件のあらましについて教えてあげよう!

1933年毒ガス男マッド・ガッサーとの遭遇!

当時はヒトラーが首相に指名されたり、アメリカではシカゴで万国博覧会なんかが行われていたんだ。

12月22日の静かな夜に事件は起こった。

バージニア州にあるボテトートのヘイマーカー・タウンに住んでいるキャル・ハフマン夫妻が自宅のリビングでくつろいでいると、突然甘い香りがしてきたんだ。

最初はただ甘い香りがするだけだったんだけど、奥さんの方は吐き気に襲われたんだ。

時間がたつと甘い香りは消えたんだけど、奥さんは立っていられないほど具合が悪くなり寝室で寝込んでしまった。

旦那さんがリビングで警戒していると30分くらいしてまた甘い匂いがしてきたんだ。

旦那さんは身の危険を感じて家族を連れて、その辺一体の地主であるヘンダーソンさんの所に避難して電話を借り、警察に通報した。

通報後にヘンダーソンさんの息子のアシュビーと家族で自宅に戻ったところに、タイミングよくレモン巡査が来たんだ。

3人で家の周りを見張っていたんだけど、レモン巡査が別件で家からいなくなった途端に、またガスが家の中に充満し始めた。

家の中にいた家族はもちろん、見張りに来ていたアシュビーと旦那さんも頭痛や吐き気なんかの症状を起こしたんだ。

そしてこの時、アシュビーと旦那さんは犯人と思われる筋肉質な人影を目撃したんだ。

ハフマン夫妻の娘のアリスは意識不明にまで陥って、人工呼吸でなんとか息を吹き返したけど数週間後遺症に苦しんだんだそうだよ。

後日行われた科学調査の結果、発生原因は不明だったけどクロロホルムと催涙ガスのようなものが見つかったんだって。

ハフマンさんの家の窓の下には『女性の靴の足跡』が見つかったんだ。

この事件の後、クリスマスイブの夜にもマッド・ガッサーは他の家族も襲撃、1934年の2月まで人々を襲撃していたんだけど、3月以降はぱったり、事件がなくなってしまったんだ。

10年後のリベンジ?1944年のマッド・ガッサー遭遇事件

1944年といえば第二次世界大戦真っ只中。

アメリカのイリノイ州にあるマトゥーンにある住宅街で、マッド・ガッサーは活動を再開した。

9月1日の夜11時過ぎ。

眠っていたバート・カーニー夫人は息苦しさで目を覚ましたんだ。

寝起きだったけど息苦しいのが室内に充満している甘い匂いのせいだってすぐに気が付いた。

一体何の匂いなのか?と疑問に思った瞬間、吐き気とパニックに襲われて助けを求めた。

その声を聞いて妹のマーシャが駆けつけたんだけど、匂いに気が付いたマーシャはそのまま隣の家に駆けこんで警察に通報してもらったんだ。

カーニー婦人の旦那さんのバートがこの事件の午前0時30分後に帰ってきた時に、窓から家の中を覗き込んでいる不審者を見つけたんだ。

けど、事件のことを知らなかったし、不審者もバートに気が付いてすぐに逃げてしまったため捕まえられなかったんだ。

不審者は全身黒い服で背が高く、頭にフィットした黒い帽子をかぶっていたそうだよ。

そして毒ガス攻撃を受けたカーニー婦人は喉と唇にまるで燃えているかのような痛みを感じていたそうだ。

この事件は翌日の新聞に掲載されたんだけど、同じ日に別の家でも毒ガス事件があったらしい。

この事件の後も数日おきにどこかの家が被害に遭っていたんだ。

ただ、この時も不思議なことにある日をさかいにぱったりと事件は止んでしまったそうだよ。

2013年にマッド・ガッサー復活か?

二度目の出現でもう伝説と化していたマッド・ガッサーだけど、実は2013年にそれらしいものが目撃されているんだ。

場所はなぜかスイスのマウレ・フォレストで当時と同じ姿の人を見たと言うんだよ。

スイスでは「Le Loyon」って呼ばれているらしい。

ただ、こっちはガスマスクを着用していて、マスクの下は真っ黒で顔は全く見えないらしい。

マッド・ガッサーの目的とは一体?

最初の事件から10年もの空白。

しかも全く別の地域で、一体何をしたかったのだろう?

これは憶測だけど、もしかしたら戦時中ってこともあって、政府の秘密機関の人が密かに開発した毒物のテストをしていたんじゃないか?って思えるんだよね。

ただ、単に人が苦しむのを見たいっていうサイコパス的な人が無差別に毒ガスをまいて歩いていたのかもしれない。

新聞にまで載った事件だから、もしかしたら事件のいくつかは面白半分にやった模倣犯って言う可能性も考えられるよね。

マッド・ガッサーの正体に迫る!

で、肝心のマッド・ガッサーの正体だけど・・・。

結局わからないままなんだ。

目撃証言や事件現場の証拠を並べてみると

  • 全身黒ずくめで背が高い
  • 黒い帽子をかぶっている
  • 現場には女物の靴跡
  • 現場から逃げる筋肉質な人影

これくらいしか証言や証拠がないんだよね。

女物の靴跡があるけど筋肉質な人影ってところから、犯人は女装した男の人じゃないかって話もある。

時代が時代だからナチス党員がアメリカで毒ガス実験したんじゃないかというものや、未確認生物(UMA)、宇宙人説なんかもあるんだ。

個人的には軍人説やサイコパスの可能性が高いと思うんだけどね。君はどう思う?

人気テレビゲーム『女神転生』にマッドガッサーが!?

そういえば、君はゲームよくやる?

女神転生ってゲーム知ってるかな?

あのゲームにも敵キャラとしてマッド・ガッサーがでてくるんだよ。

多分最初に登場したのは『ソウルハッカーズ』あたりじゃなかったかな?

キャラクターデザインは金子一馬さん。

割と目撃証言に近いイメージのキャラクターになっていると思うよ。

キャラクターの発言は毒ガスじゃなく、毒電波が~!ってセリフだし、ゲーム用のキャラで都市伝説の怪人だなんて思ってもいない人が多いんじゃないかな?

金子さんのイラストの出来が良すぎて、海外でマッド・ガッサーのイメージイラストとして紹介されることもあるらしいよ。

まとめ

どうだった?

日本ではこういったタイプの怪人がいないから面白かったかい?

また今度海外の怪人の情報をつかんだら教えてあげるよ!

マッド・ガッサー(mad gasser)の画像

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