祈祷師

秋田に予約の取れない祈祷師がいるそうです。なんでも、うちのパートのアラ還が知り合いから聞いたらしく、図々しくも祈祷師に電話をかけ、「うちの娘2人は結婚できるのでしょうか?」と聞いたところ、迷惑そうに生年月日と名前を聞かれ、「あ~大丈夫よ。お姉ちゃん大丈夫。妹さんも大丈夫。妹さんの相手は年下だね」と言われたそうです。「他にも悩みがあって~」と電話で粘っていたところ、次のお客さん待ってるからゴメンねと電話を切られそうになったので、「予約したいです」と言ったのが先月の話。来週会いに行くことになりました。

最初は胡散臭いと思っていたアラ還でしたが、電話から2~3日後、妹さんからご飯の誘いがありました。モジモジしてるので問い詰めてみると、彼氏ができたと。マッチングアプリで出会った医者の卵で、お互い盛り上がってゴールデンウィークには同棲したいとのこと。さすがは妹さん。美人なのは知っていましたが、医者を捕まえるとは。村一番のおさせだったお母さんの血をしっかり引いているじゃないですか。そして最後に妹さんは言いました。「彼、年下なんだよね」

「チン君とこのお姉ちゃんが学校に行けてないのも拝んでもらうから、生年月日と名前教えて」とアラ還から言われました。うちの娘が不登校なのはいつかのラジオで話しましたが、原因は起立性調節障害。血圧の病気で、今はかなり良くなりましたが、思春期になりやすい傾向にあり、心と身体のバランスが崩れることが原因でもあります。病気を病院以外でなんとかすることに反対な僕は、最初はいいよと断っていましたが、まぁワンチャン悪霊とか生き霊の仕業で今の状況に陥っているのなら、祓ってもらって損はないなと思い、生年月日と名前と住所を紙に書いたところ、アラ還に「一応見てもらうんだから、無料ってわけにはいかないんじゃないの?」と言われたので、こいつグルだなと、しぶしぶワン北里を渡しました。

ワン渋沢は無理でした

「チン君自身は何か困ってないの?」そう聞かれたので、そういえば1月の旅行で奥さんと家族風呂に入って以来、チンチンの先の皮に隠れた部分が赤くなってしまったので、それは拝んでもらえるのか、祓ってもらえるのか、そう口に出そうとしたんですが、秋田にいるのは60過ぎの婆さん祈祷師。僕が行くべきはアラサーの大抵の事は笑って許してくれるOL亀頭師の店。そのOLに至近距離で拝んでもらえば、皮の部分がムクムクと後退して、赤いのも乾いて治るんじゃないか、そう思ったのが6月5日。昨日書いた文章を本日6月6日に読み直したところ、冷静なときに読むとこんなに虚しい文章はないですね。次回のちんまん雑記は「恐怖 戦慄の泌尿器科」です。

これは伊藤園。僕は亀頭炎。
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この記事を書いた人

東北の某都市の零細企業で働く窓際びんびんサラリーマン。
幼少の頃から霊感の強い母方実家の人間や幽霊屋敷に住む友人などに囲まれて過ごすが、本人に霊感なし。
代表作「ボウィンマンの一言物申す」

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