チョッパーさんより頂きました!ありがとうございます!
こんにちは、マンモーさん、チンマン彦大先生。チョッパーです^o^。
2021年6月19日配信の回、またまた楽しく拝聴させていただきました。
さらに、またもやメールも読んでいただきありがとうございました。
まずは、現在、自分は脳外科はやめて、老人ホームなどに往診しているので、最新の手術事情などはわかりません^^;;;。
ただ、どんどん非侵襲的な治療になってきていますので、自分が手術をしていた40歳ころまでと比べると、だいぶ、いわゆる開頭手術は減ってるのではないかなぁ、と思います。
そんな古いものであれば、お話しします^^。
その前に、病院内での不思議体験などは、残念ながら自分はありませんでした^^;;。
というより、自分は感じ取れなかったのかもしれません。
また、幽霊側からしたとしても、何の反応もしない自分には、愛想つかしてたかもしれませんね(笑)。
しかし、今までの仕事の中で、中規模の病院(ベッドが100床前後)時代に、看護師さんで見える方が多かったので、聞いた話はいろいろあります^^。
その中のいくつかお話しします。病院あるある話も多いかもしれません。
- 亡くなりそうな方がいると、出勤した時に線香の臭いがする。
- 夜勤で出勤してきたとき、病院の入り口のドアを開けた時に、喪服を着た人たちとすれ違い、その夜に亡くなった人がいた。
- 空いているベッドのナースコールが鳴る。
- 手術室の自動ドアが勝手に開く。
- 手術室の横の仮眠室から、黒いモヤモヤが出てくる。
などなど、これらは、何人もの看護師さんが体験し、何回もあるみたいです。
そんな中、自分は黒いモヤモヤが出てくる仮眠室でよく寝てたのですが、何も感じず、ぐっすり寝てました(笑)。
それから、大学病院などでは、そういった話はあまり聞かなかったですね^^;;;。
次に、脳外科手術などでのお話ですが、聴いていて気分を悪くされるいる方もいるかもしれないので、マンモーさんとチンマン彦先生のお二人の中だけで共有していただいたほうがいいかもしれません^^;;;。
まず、手術前の麻酔をかけて、いたずらしたことは、ありません(爆)。これはさすがに昔も今もまずいですね。
しかも、脳外科は基本的に、おじいちゃん、おばあちゃんが多いので、なかなかそんな気分にはならないのと、緊急性のある時も多かったので、考える暇も無かった感じですね^^;;;。
それから、手術の時の視覚的なものや臭いに関してですが、
まずは、視覚から・・・自分もホラー映画などでは、「気持ち悪い」と思うことが多々あるのですが、手術中はありませんでした。その理由は、手術をするときは、全身麻酔した後に、皮膚切開する範囲以外を滅菌布(めっきんぬの)で覆ってしまうため、全く傷口以外は見えなくなります。出血する範囲も限定されますし、顔から血が流れるなどが想像しづらくなっているのが、大丈夫だった理由かもしれません。もし、滅菌布が無くて、手術していたとすると、顔全体が見えてしまい、気分が悪くなっていたかもしれません。それから、もちろん全身麻酔で、患者さんを眠らせているのも、大丈夫だった大きな要因ですね。そうそう、脳自体の色は、ピンクがかった薄茶色といった感じです。
次に臭いですが、手術中はがっつりマスクをしているため、あまり臭いは感じなかったのですが、皮膚切開のあとの皮下組織の切開の際、モノポーラという電気メスを使うのですが、その時は、焼き肉のような臭いはしました。血生臭さとかは、自分はあまり感じませんでした。
臭いで言うと、医学部生だったときの解剖実習のときの、ホルマリン臭がきつかったです。ホルマリンは、目にもきつかったです。(解剖実習と言えば、実習中に話していたことですが、他大学で解剖実習中の学生の一人が、「壁に耳あり」と言いながら、ご遺体の耳を壁に貼り付ける暴挙をして、そのまま退学になった、という話は聞いたことがありました)
それから、聴覚的なところですが、手術中によく音楽は聴くか?、など聞かれますが、確かに手術の峠が過ぎた後、聴いていました。
脳外科の、いわゆる開頭手術は、開頭(頭蓋骨を部分的に切開する:頭蓋骨全体をパッカーンと開けるのは、死体解剖の時だけで、実際の治療は基本的に、頭蓋骨を部分的に開けて手術をします)→脳内の手術(顕微鏡を使用する)→閉頭(頭蓋骨を戻す)、という流れで行うことが多いです。開頭は頭をどのように傾けて、どのようにどの部分を開けるのかを、皮膚切開前に戦略を練ることが非常に重要なんです(顕微鏡下の手術に移行した時に、開頭の仕方で脳のどの部分まで見えるかがこれで決まってしまうので)。
で、開頭が終わり、頭蓋骨の下にある脳を包む硬い膜を切開し、一番緊張する脳みそを直接触れる顕微鏡下での手術も終わると、あとは、閉頭だけとなるのですが、手術としての峠は越えているので、ここからは音楽などかけてリラックスして閉じることが多かったです。先生によっては、CDなど準備される方もいらっしゃいました。
他にもいろんな手術があるのですが、こんなところが、自分がやってきた手術の大きな流れですね。
ただ、手術から離れて10年以上経過しているので、記憶がだいぶ曖昧になっています。
今の先生方が聞いたら、「おいおい!」とツッコミたくなるところも多いかもしれません^^;;;。
手術中に怖い思いをした体験
あと、手術中に怖い思いをしたことは何度もありました。これはオカルト的なところではないのですが、
外傷などの手術時などに、頭蓋内出血を除去する手術をするのですが、頭部外傷がひどく、ほとんど助からない状態の患者さんを
手術する場合、開頭した後、硬膜を切開したら、下から脳みそがどんどん盛り上がってくる状態となっているときがありました。これは怖かったですね。
これは、脳浮腫(のうふしゅ)という状態(手の甲などを叩くと腫(は)れますが、脳みそも強く外傷をうけると腫れてきてしまいます)なんですが、開頭するまでは、頭蓋骨で浮腫を抑えている状態だったのが、頭蓋骨を取り、硬膜を切開した途端、抑えていたものがなくなるので、一気に外に出てきてしまうんです。これは怖かったです。いわゆる、手の施しようがない状態です。
そのままだと、皮膚も閉じれなくなるので、こういった場合は頭蓋骨を戻すスペースも無くなっているので、急いで皮膚を閉じてました。何としても、table death(手術中に心肺停止となること)はしたくなかったので、皮膚を閉じて、あとは、点滴による治療でなんとかなることを祈るしかなかったのですが、なかなか回復しませんでした。こうなるといわゆる脳死の状態となってしまっていました。
だいぶややグロイ話にもなってしまったのと、またまた長文になってしまったので、今日はこの辺で切り上げますね^^;;;。
こんなに長文を書くのも、オカルポに投稿するようになってからです(笑)。なので、読みづらいところが多々あり申し訳ありません。
文章がなかなかうまくなりません^^;;;。
そうそう、今日の後半部分は最新の医療事情とも離れてる可能性が高い可能性もあるので、本当にカットしてもらってOKですからね^^。マンモーさんとチンマン彦先生でおしゃべりのネタにしていただければと思います^^。
ではでは、またメールします^o^。
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