薄毛

以前から髪へのダメージを敵視し、マジ許さねーと言っていますが、それには訳があります。6年前の母の日、兄貴の頭が結構スカスカになっていて、それを指摘された兄貴は悲しそうな顔で実家を後にしました。この6年前というのがミソでして、兄貴と僕は6コ違い、兄貴のスカスカな頭は6年後の僕の未来の姿なのであります。そして今年の僕はあのときの兄貴と同い年、僕の頭はいかに、というスリリングな話であります。

その後しばらくは他人事かと思ってましたが、毛が細くなってクセが穏やかになり、つむじも大きくなったような気がしました。エマージェンシーエマージェンシー!何も考えずに病院へGO!ここからは男子必見です。

まずハゲ薬は、抜けるのを防ぐ薬と生やす薬に分けられます。抜けるのを防ぐプロペシアは、男性ホルモンの信号を遮断します。通常髪は生えて抜けるまで人によって違いはありますが、1回生えたら抜けるまで4~6年といわれています。一つの毛根から生えて抜けて生えて、これを何セットか消化した後、スロットでいうストックがなくなれば終了となります。ハゲの原因は、男性ホルモンが「もう抜けてええで」の信号を出し、それを食らうことで髪の毛がしっかり成長する前に抜けてしまうのです。「髪質が変わった」なんてのはコレだと思います。4~6年かかるところを半年とかで抜けてしまい、規定セット数を消化して生えなくなってしまうのです。もともと持ってるセット数が10セットなら、本当なら40~60年でハゲ始めるのに、男性ホルモンの信号により1セットが半年とかで抜けちゃうと4~5年でハゲちゃう計算になります。この悪どい信号が若いときから出ちゃうと若ハゲになってしまうので、この信号を遮断するのがプロペシアです。

生やす薬のミノキシジルは、もともと血圧の薬として全世界で使われていましたが、体毛が濃くなってしまう副作用がありました。そこに目をつけ改良されたのです。

僕はすぐにプロペシアのジェネリックを飲んで毛のサイクルを正常に戻しました。毛が太くなったことで つむじが小さくなり、ウェザー・リポートのような頭を取り戻しました。そしてスカスカの頭を放置していた兄貴は、コロナで久しぶりにあった母ちゃんに「なんだその頭」と失礼なことを言われ、やっと薬を飲み始めたそうです。頑張れ兄ちゃん。

また、従兄弟のやっちゃんも中川家の礼二みたいな顔をしているのに、久しぶりにあったら前髪が薄くなり、本当に礼二みたいな容姿になっていたので、「オレ飲んでるよ」と話したら、後日ラインで「病院どこすか?」と尋ねてきました。彼も最初はミノキシジルか我慢汁かわからないほどでしたが、迷った挙げ句に大きな一歩を踏み出したみたいです。

ちょっとキタかな?と思ったらすぐ行動したほうがいいと思います。ハゲの原因の9割は↑で説明したとおりです。残りの1割はストレスや食生活が原因となります。僕、兄、やっちゃん、みんなあなたの味方です。心当たりのある方は、ちんまん発毛部にご相談ください。

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この記事を書いた人

東北の某都市の零細企業で働く窓際びんびんサラリーマン。
幼少の頃から霊感の強い母方実家の人間や幽霊屋敷に住む友人などに囲まれて過ごすが、本人に霊感なし。
代表作「ボウィンマンの一言物申す」

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