男は機械に強くあるべきとの風潮が昔からあります。下宿先で隣の部屋のお姉さんからテレビの配線を見てくれと頼まれ、お邪魔して設定してあげたらカレーをご馳走になってドキドキした。部屋に帰ったらポケットからパンストが出てきた。オールウェイズ三丁目の夕日の名場面ですね。
僕はそんな風潮に反して機械に弱いです。だからなのか逆になのかわかりませんが、家電を買う機会は意外と多く、夏前にはエアコンを買い替えましたし、親戚のお婆ちゃんの白寿のお祝いにはウーマナイザーをプレゼントしました。コジマやスーパーダブルエックスに行く頻度は他の男性と大差ないと思われます。
ではどう弱いのかというと、故障したらお手上げです。座ってたら足も上げちゃう。もう面倒くせぇ 買うべや~と情弱ぶりを発揮するのです。とびっこのような安いものなら問題ないのですが、高いモノが壊れるとアタフタして爪を噛むことでしょう。さっきもSwitchのコントローラーのRが効かないと奥さんからラインがきて、パニック状態でこれを書いています。
機械の中でも車のトラブルが一番キツイです。昔、親父のセドリックがエロビデオ屋の駐車場で夜中に動かなくなり、バスターズが集合してくれたことがありました。みんな寝てるところを起きて来てくれたのに、結局何も解決しなかったときは「わざわざ来てくれてゴメンね」の気持ちが半分、「使えねぇ包茎野郎共だなぁ」の気持ちが半分でした。
また、大学時代にはボロいワゴンRで走行中にフロントから白煙が上がったこともありました。以前バスターズの淳くんが走行中に前輪が外れてドガガガガ!とクラッシュしながら東京ボディに入ったのを聞いて、映像がこち亀で再現されたんですが、店員に「すごい客が来たな」と冷や汗をかかれるのも嫌なので、僕はとっさにスタンドに入り店員さんに見てもらったところ、エンジンオイルが空とのこと。接続部のパッキンが焦げて変形していました。情弱なりにすぐにスズキに電話(やるー)。即対応できるとのことなので向かうと、受付のお姉ちゃんが困惑しています。「さっき電話したんすけど…」と説明しますが、担当してくれた男性も困惑しています。「取り寄せます」と言われその日は帰宅。即対応する言うたやろと不貞腐れていたんですが、真実はいつも一つ、スズキアリーナに電話してネッツトヨタに行っていました。
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