白羽の矢

弊社の新年度からの新しい取り組みとして、商品の紹介漫画を作ることになりました。よく保険や税金の仕組みなんかを漫画で紹介しているものを見たことがある人がいるかと思いますが、それをうちの会社でもやります。しかし詳しくは言えませんが、うちは結構真面目な会社ですので、漫画の内容も固くなりがち。さてどうするかと悩んだところ、「あの窓際でいつも暇そうにしてるチンマンにやらせようぜ」と白羽の矢が立ちました。

窓際といいますか、一人だけ窓の方を向いて一日中エンピツをナイフで削っていますから、それは三田善吉にも気に入られますし、中村加代はセフレです。忙しいとまでは言いませんが、けっして暇ではありません。今これを書いている本日4月26日9時54分、バリバリの就業時間中でございます。これは弱者であるエンピツ削りの反逆でもあります。「フッフッフ 史上最弱が… 最も最も最も最も最も恐ろしいィィ!!マギィーッ!!」

チンマンに漫画をやらせるのは適任だったのかもしれません。↑のサラリーマン金太郎の件やジョジョの件、大抵わけわかんないことを言っているときは漫画の話をしています。そして勘違いしないでほしいのは、絵は専門の人が書きます。あのマウスで描いた妖怪の絵を想像した人が一人いたと思うのですが、今回は違います。ネームっていうんですか?ストーリーと人物と大まかな流れを考えます。

ネックなのは紹介する商品の固さです。読者は若者なのに商品は固い。この漫画は公共の施設に置く可能性もあります。どうしても漫画の中で商品の説明が入ると、漫☆画太郎のババアゾーンのようなバリカタになってしまいます。そんな真面目な漫画を若者が読むでしょうか。その商品に興味を持つ人は読むかもしれません。しかし漫画にする目的は、「興味のない層を取り込む」ことです。興味のない人がその漫画を手に取り、途中で「やーめた」とならずに商品の説明を自然に最後まで読んでもらうには、興味を持続させる必要があります。8ページも(汗)

そこで漫画のバランスを取るために、神様を登場させました。ある分野でお参りされている神様です。その神様を現代風のイケメンに改造し、五條悟のようにハイテンションで商品説明をさせます。主人公の女性がばったり神様と遭遇し、自称神様の美貌にときめくも、5秒で我に返り逃走。並走して商品説明する自称神様。後にその商品と出会い運命を感じる主人公。神様と出会い、商品と出会い、それによって人生が変わり、主人公の毎日がキラキラと輝いていきます。

分野としては、ノンストップハイスピードオカルトエンタメラリアット。さてさてどんな漫画ができますかねw

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この記事を書いた人

東北の某都市の零細企業で働く窓際びんびんサラリーマン。
幼少の頃から霊感の強い母方実家の人間や幽霊屋敷に住む友人などに囲まれて過ごすが、本人に霊感なし。
代表作「ボウィンマンの一言物申す」

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