教訓

以前のブログで、飲みの場では政治・宗教の話は大島渚監督 御法度とお伝えしました。最終的には宗教批判となってお披楽喜となった回でしたが、では何の話題が良いのか、それを考えたところ、女性がいる場所では彼氏の話題が一番じゃないか、そう結論づけました。それに気づくまでの僕は、御法度な話題を避け、EU経済の話やボーイスカウトの記憶、アムウェイの成果を肴にしていたんですが、と言っても最後に女性と飲んだのは16年前、結婚前の話になります。

その日は近くのイオンにサンドウィッチマンが来ていて、ラジオCDを買うと一緒に写真を撮れるというイベントでした。「同じ高校です!」と伝えると、何百回も言われたんでしょうね、二人共うんざりした顔をしていました。

その夜に学生時代のバイト先の店長から呼ばれて飲み屋に行くと、知った顔が何人か来ていました。カン男の回で出てきたヤエの隣で飲んでいたところ、向かいの席に座った20歳のサオリちゃんと彼氏の話になりました。このサオリちゃんはお盛んで、最初に会ったのは高1でしたが、何人と付き合ったかわからないほどの強者でした。実際に僕がバイトしていたときも地元の1コ下のヒデ君と僕を介して付き合いましたし、僕の友人の浩二はお釣りを両手で包み込むように渡されて「好きになっちゃう!」と悶絶していました。サオリちゃんも浩二をカッコいいと言っていたので、浩二が結婚していなかったらヤっていたでしょう。

そんなサオリちゃんがそのとき付き合っていたのは意外にも普通の男性。半グレでも振り込め詐欺の出し子でもないので驚いていると、「目の前でおしっこした」と言うのです。ビックリしてテーブルの下を覗きこんだんですが、ミニスカの下半身に異常なし。ヤエに肩パンされた後に詳しく聞くと、彼氏の前でおしっこさせられた とのこと。女子の排泄に興味はなく、昼飯はカップ麺かカップ便か迷うくらいの初心者の僕には、彼氏の凶行は理解できないものでした。しかし、その時のサオリちゃんはどんな表情をしていたんだろうと考えると結構クルものがございまして、最後にはサオリちゃんを指差して「変態だぁ~!」と敗北宣言をしたのでした。

その後もサオリちゃんとヤエの数々のプレイを肴にガブガブ飲んでいたところ、僕は足腰が立たなくなるほど酔っ払い、這うようにして家に帰りました。朝まで神様に「もう許してください、苦しいの止めてください」とお願いしながら朝を迎えると、ベッドはゲロだらけ、結構毛だらけ猫灰だらけでございまして、この時を最後に吐くほど飲むのを止めたのでした。

ダラダラと書きましたが、何を申し上げたいのかと言いますと、調子に乗って彼氏の性癖を喋るな、恥ずかしがっている顔は結構クルものがある、ヤエ!お前病院の駐車場ではやめろ!そういうことでございます。

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この記事を書いた人

東北の某都市の零細企業で働く窓際びんびんサラリーマン。
幼少の頃から霊感の強い母方実家の人間や幽霊屋敷に住む友人などに囲まれて過ごすが、本人に霊感なし。
代表作「ボウィンマンの一言物申す」

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